出産の記録。その2…退屈な陣痛室編。
出産の記録その3…いよいよ無痛分娩の麻酔に突入編
出産の記録。その4…無痛分娩の麻酔開始から、15時間…いざ分娩室へ!編
「勝ち戦じゃー!」とばかりに分娩室に入ったのが午後3時50分。
娘がオギャーと産声をあげたのが午後4時8分。
その間18分にあった話をします。
分娩台に上って足をかけて、足にカバーみたいなのを履かせてもらう。
先生に「もう髪の毛が見えてますよ」と言われ「えっ」と絶句する夫。
最初、ちょっといきむ練習をして、「おっうまい」と言われ有頂天。しかし、本番ではお腹の張りに合わせていきむようにいわれるけど、全然いきみたい気がしない。
麻酔が非常によく効いてるのである!困った!
ケロッとしながら「う〜ん今張ってるような気がします」とか言って、
先生がお腹を触って「うん!今!」と言ってくれて
「んーーーーー!」
といきむ。
「はい、もういいよ、次の波をまとう」
…
「張ってるかもです!」
「いや張ってないね」
…
「そろそろ張ってるんじゃない?はい、いきんで!」
…
「張ってるかもです!」
「いや張ってないね」
…
「そろそろ張ってるんじゃない?はい、いきんで!」
なにこの他人事のような感じ笑
麻酔を追加しないほうがよかったんじゃないかとさえ感じられた。
しかも痛みがない分冷静なので、めっちゃいきんだら顔中の血管が切れて青あざだらけになるらしい、とかまた余計な知識が邪魔をする。
旦那に「わからへんの?」と呆気にとられた様子で聞かれた。
「うん、全然わからへんねん〜」と余裕で回答できますが、気持ちは焦ってます。戦場ですから。
出口をシャーシャーとコンパスのようなもので円を描くような感覚と音はありますがこれは何だったんだろう?
先生が助産師さんにお腹押してと指示し、私はいきみの波が来る度に上からめっちゃプッシュされることに!クリステル法というやつ、名前とイメージ図はまんが(さよなら絶望先生)で見た事があったけど、これが、ずーっと圧迫するのかと思ってたら、人工呼吸のようにフッフッフッと断続的にプッシュされるんですね!結構な痛みやんか!!
中からの痛みはわからないけど、この痛さすごーくよく分かりました!!
息を止めていきんでるけど、プッシュされるたびにフンッフンッフンッて息が漏れて、それがまたこの期に及んで面白くて、なんかもう笑いたくなってきてしまう!
途中押す人が先生に交代したり、また助産師さんにもどって、会陰切開もざっくりやって、最後いきむときに今まで目を開いてたけど、なんとなく閉じてみたらそれが良かったらしくて、やっと産まれた!らしい!!!
私は産まれ落ちたという感触は全然なくって、先生が「はい産まれましたよ」と言うのを聞いてから「えっ?」という感じで力を入れるのをやめたのです。
一瞬産声が聞こえなくて「…?!」と心臓が縮み上がったのもつかの間、元気におぎゃ〜ん!と泣いて、第一子長女が誕生しました!!
産声を聞いた瞬間すごく感動して、同時に旦那に産声をスマホで録音してって頼んでたけど撮れてるかなって見上げたら、彼も泣いていました笑
胸いっぱいでしばし二人でスンスンと泣いてたけども、戦友であり勝ちの軍師である助産師さんのおばちゃんたち2名が、赤ちゃんを荒いながら「おっきぃわぁ〜」「あぁ〜やっぱりおおきかったわ〜」「いや〜おっきぃわ〜」「おっきぃねぇ〜」と言い合うので面白くて笑っちゃいました。
おっきぃ赤ちゃんは身長53cm、体重3586g。
身長は二度も測ってもらいました。平均48cmとからしいですね、そりゃぁ大きいです。
しばらくしてヌルンとなにかが出た感触があって「はい胎盤でました」と聞こえてあぁそんなん出たんやってびっくりしました。
その後退出した先生に「元気な女の子が生まれましたよ」と廊下で教えてもらった母が分娩室に入ってきて、生まれたての新生児と写真を撮ってもらったりしてました。
旦那が「めばえやな、めばえ」(関西のテレビ番組内でやってる、その日産まれた赤ちゃんが映るコーナー)と言うと助産師さんが「ここでも撮影したことありましたよ」と答え、「あれって午前中に産まれてないとだめなんですね〜」と母が乗り、なんで私たった今出産したあとやのに、ここでよその赤ちゃんの出産時間の話聞かなあかんねんとイラッときましたw
その後洗われた赤ちゃんは新生児室に行き、私は会陰を縫ってもらって、座薬を入れてもらって、2時間ほど旦那と分娩室に残されました。
旦那の弁によると「途中で先生がなっがいピンセットとって来て、あれで何すんねやとビビった」のと、「(私)がお腹押されて『んぐっんぐっんぐっ』て息漏れてるのが面白くて笑いそうになって我慢した」らしいです。
は〜やっと書けたけどなんかはしょってごめんよ〜まいちん〜〜!